経堂系グルメVol.3

本町通りの隠れ家的ビストロ
「Luge」

ロースト・ポークのサラダ仕立て(750円)。パンとワインで、満足ディナーのできあがり。

大丸ピーコックと遠州屋酒店の間を東急・世田谷線に向かってのびる本町通り商店街に隠れ家っぽい木の扉を発見!亀八寿司と布団屋さんの純和風にはさまれた西洋風の佇まい。といっても、中がなんなのか? 看板のLugeって、ドイツ語?フランス語? 何となくヨーロッパの田舎町にある食堂の雰囲気がしたので、食欲に負けて扉を押しちゃいました。すると、間接照明の暖かい色が充満するビストロ風のお店だったんです。聞こえてきたBGMはボサノバ。なんかいいなぁ~。

入った木目が優しい長~いカウンターの真ん中くらいに坐ると、真ん前に、懐かしい緑色の黒板に白いチョークのメニューたち。いちばん高い「骨付きラムのロースト」でさえ1300円というリーズナブルな値段設定に感動しながら、まずは「南仏風魚のスープ」(600円)と「ローストポークのサラダ仕立て」(750円)、そして、パンと白のグラスワインを頼みました。それほど待たずに出てきた魚のスープはブイヤベース風。チーズとニンニクの効いた大葉のペーストを混ぜると、魚のコクにチーズのまろやかさとスパイシー感があいまった絶妙の味。焼き立てのパンをつけて食べると、さらなる感動が口に広がりました。ローストポークのサラダ仕立ては、かむほどに旨味の広がるお肉としゃっきりした新鮮野菜のコンビネーションが、さらなる幸せの境地に誘ってくれました。

お腹が落ち着いたので、ほっと息をつくと、食器洗い器のスイッチを押しているマスターと目が会いました。すこし話してみると、昔、ウィーンとかインドネシアとか、海外生活が長かったとか。「いいですね。こんな素敵なお店でお仕事をされて」と言うと、「えっ、そう?仕事なんかさっさとやめて、外国の阿片窟あたりで、だらだらじわっと死ぬのが夢なんだけどね。当たらないかな宝くじ」と、意外な台詞。が、普段だったら「ギョッ!」としそうなそんな言葉も、この独特の異国風の雰囲気の中で聞くと、ワインの酔いとあいまって、「それもありかな~」と根拠なく思ってしまうのが不思議でした。前に「下高井戸シネマ」のレイトショーで見た旧ソ連の実験映画のような非日常的感覚に味覚の満足&ホロ酔いを付け加えたような具合というか、なんというか。

夜に映えるお店の看板を見ていると、ここが日本とは思えなくなる。 間接照明の素敵な店内、夜毎、地元の人たちが、映画や音楽、怪しい話で盛り上がる。
 
メニューの書かれた黒板。その日のオススメを頼んで幸せになりましょう。  

「Luge(リューゲ)」
東京都世田谷区経堂1-16-12
TEL:03-3420-3133
営業時間 19:00-02:00  日曜定休
(但し、時折、バリ旅行で休暇の場合あり)

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